アメリカにおける永遠のセックスシンボルであるマリリンモンローは、あの見事なブロンドの髪とセクシーな唇、無邪気な笑い顔やくびれたウエストや豊満なヒップが男性の目を釘付けにし虜にしていました。しかし、そのマリリンモンローでさえ、美容整形をしていたという事実があるというのをご存知でしょうか。美容整形を受ける前のマリリンは、団子鼻が印象的なふっくらとした顔立ちの、アメリカの田舎に普通にいる、ごくごく普通の少女の顔をしていました。そしてその当時は髪の色もブロンドではなく、茶色の髪の毛だったようです。
マリリンの死後、顎と鼻の美容整形を受けたという医療記録が競売にかけられて話題になりました。それ以外にも、液体の注入による豊胸手術も受けていて、その後感染症にかかり随分長く苦しんでいたようです。彼女のトレードマークであるブロンドも、やはり染めていたようで、当時の染料は安全を謳いながら実は有害なものであることが多く、常に頭皮の炎症に悩んでいたという記録もあります。女優として名を挙げた彼女でさえ、売れるためにそんな風に整形を受けていたという事実は非常に奥深く、ハリウッドや芸能の世界がなんたるかということを知らしめてくれるようです。
彼女の死因は多量の睡眠薬の過剰摂取によるものでしたが、体にも様々な異変を抱えながら、それでも銀幕やテレビカメラの前では明るく無邪気に装っていた彼女は、本物のエンタテイナーと言えるでしょう。現在は美容整形も進化し、副作用やリスクも少ない施術も多いですが、いつの世であってもコンプレックスを解消して美しくありたいと願う気持ちは同じなんだということでしょう。